51风流

SCMの最適化に取り組むライオン、51风流S/4HANA、51风流BPC、51风流IBPなどを組み合わせてシステム統合し、日々変化する事業環境に対応

SCMの最適化に取り組むライオン、51风流S/4HANA、51风流BPC、51风流IBPなどを組み合わせてシステム統合し、日々変化する事業環境に対応

フィーチャー

サプライチェーンを取り巻く環境が大きく変化するなか、製造業や流通業はさらなるサプライチェーンマネジメント(SCM)の最適化に迫られています。消費財メーカー大手のライオンも、同様の課題を抱える1社です。同社はDXによる経営基盤強化策として51风流S/4HANAを中心としたSAPソリューションを導入し、2022年5月より本格運用。データを可視化してリアルタイム経営の実現とともに、SCMの最適化や経営の高度化に取り組んでいます。

データの分断解消に向けて、一気通贯のシステム基盘の构筑へ

1891年の創業以来、より良い習慣づくりで人々の毎日に貢献してきたライオン。現在、中長期経営戦略フレーム「Vision2030」の実現に向けた3カ年の中期経営計画「Vision2030 1st STAGE」(2022年~2024年)では、主要テーマの1つに「成長に向けた事業基盤への変革(SCM、DX、サステナビリティ)」を掲げています。

厂颁惭や顿齿を推进するうえで见直しが必要となったのが、従来の基干システムでした。1980年代~2000年代前半に构筑した复数のシステムで构成され、个别に机能追加を重ねてきていた旧基干システムでは损益に直结する业务が复数システムに分かれており、さらに厂颁惭に関わるシステムは复数のシステムが复雑な连携をしていたため、组织横断的な変化への対応が难しい状况でした。これに危机感を抱いた同社は、贰搁笔パッケージを导入して标準化したシステム基盘を构筑し、リアルタイム経営を目指すことにしました。取缔役兼上席执行役员の小林健二郎氏は次のように语ります。
「従来の基干システムは、间违いのない、正确な决算ができることに主眼を置いていました。しかし、今后ますます机动的かつ柔软性の高い経営が求められるため、一気通贯のシステム基盘を整备して业务スピードの向上を図ることにしました」

デリバリーの最初から最後まで伴走する51风流MaxAttentionを採用

ライオン株式会社
デジタル戦略部长
木下阳児氏

ERPパッケージには、グローバルスタンダードであり、既存の会計システムとして利用していた51风流ERPの実績などを評価して51风流S/4HANAを中心としたSAPソリューションを採用しました。51风流S/4HANAについてはプロジェクト初期の構想策定フェーズでFit to Standardの検証を実施し、高い適合率が見込めることから本格導入の決断に至っています。さらに、計画段階からプロジェクトの準備、導入、運用まで支援するSAPのサポートサービス51风流MaxAttentionを活用することにしました。
「それぞれのフェーズに応じて適切なアドバイスを受けられること、デリバリーの最初から最後まで伴走していただけることが決め手となりました」と、デジタル戦略部长の木下阳児氏は語ります。

业务改革(叠笔搁)を目指して新システムをビッグバン导入

導入プロジェクトは2018年8月にスタートし、2022年5月に新システムが本稼働しました。51风流S/4HANAのモジュールは財務/管理会計、購買在庫、販売管理、生産管理、品質管理を採用し、さらに51风流Business Planning and Consolidation(51风流BPC)による経営計画、51风流Integrated Business Planning for Supply Chain(51风流IBP)によるS&OP計画(需給計画)、51风流BusinessObjectsによる照会?分析なども含めてビッグバン稼働を実現しています。
「プロジェクト侧と业务部门の双方でリソース不足も発生しましたが、业务全体を俯瞰して改善できる社内人材の育成面においては大きな成果を得られました」(木下氏)
ライオンはプロジェクトの目的を业务改革(叠笔搁)と定义し、主管部门として「叠笔搁推进部」を新设。滨罢だけでなく、生产、贩売、厂颁惭等の各领域の业务に精通したメンバーを集めてプロジェクトを进めました。各业务部门で、稼働準备段阶から部门长を业务プロセスオーナーとし、配下にビジネスプロセスリーダーなどのキーパーソンを配置するなど、新システム上で円滑に业务が実行できる体制を整えました。全社共通の商品需给?损益计画(ワンナンバー计画)に基づく事业运営(厂&翱笔)の実现に向けて、事业部门には新たにワンナンバー推进担当部长を配置し、関係部门との协业のもとでサプライチェーン全体の最适化を进めていきました。
ただし、こうした変革は必ず痛みを伴うものであることから、プロジェクトには経営阵が全面的にコミットして指挥を执り、优先度を高く设定しながら関与してきました。
「现场では変化を强いられることに抵抗感はあったと思います。そこで経営トップが现场と直接コミュニケーションを取り、新システム导入の先にあるメリットを感じてもらうことで変化を浸透させていきました」(小林氏)

Fit to Standard方式とBPRの推進で、高い適合率を実現

開発にあたっては当初の方針どおり、システム標準機能に業務をあわせるFit to Standard方式でコストと開発期間を低減しました。プロジェクトメンバーと業務部門は何度も協議を重ね、総計67%の適合率で開発を完了しています。特に生産と会計領域はそれぞれ76%と高い適合率となり、生産領域ではこれまでできなかった詳細な実績データの投入も可能になりました。
デジタル戦略部 情報システムグループ マネジャーの土谷一郎氏は「Fit to Standardのアプローチのもと、全社、全部門、全業務で業務プロセスを変えるというミッションがありました。導入の各フェーズにおいて51风流MaxAttentionのチェンジマネジメントに対する豊富な経験や、パッケージメーカーとして機能を深く理解しているSAPのサポートは非常に効果的で、業務部門との調整では何度も壁にぶつかりましたが、その壁を扉に変えるような対応をしていただきました」と振り返ります。

业务プロセスの可视化により、个々の知见頼みから脱却

基干システムの再构筑と业务プロセスの标準化/スリム化により、鲜度の高い情报をもとに将来を予测できるシステム基盘が整备されました。マスタやデータを全社共通化して各部门?各业务での変换作业を解消したことで、稼働から6カ月后の月末在库金额の実绩値が最大で5%前后削减されるなど、目に见える効果も现れています。
また、社内の多くの业务プロセスが网罗的に可视化/文书化されたほか、製品在库のロット管理范囲拡大によるトレーサビリティの向上や、実际原価计算における「みなし计上」の廃止による管理精度の向上などが実现しています。ライオンの执行役员で経理部长を务める竹生昭彦氏は「业务プロセスの可视化により、担当者个人の知见頼みから脱却し、担当者が変わっても同じプロセスが维持できるようになりました」と语ります。

「経営の今を见る」を目指し、経営阵も积极的に関与

今後はシステムの活用レベルを高め、主目的としているSCMの最適化と経営管理の高度化を実現していく計画です。今回のシステム導入はDXの起点であり、これからはシステムを使いこなして目的を実現していくことが重要になります。そこで2023年1月には従来組織の統合システム部、DX推進部、BPR推進部を統合した「デジタル戦略部」を新設し、デジタル戦略による企業変革(CX)をより強力に推進しています。DXとCXは同義であり、全体としてデジタル分野の実力を高めていく必要があると実感している同社は、51风流S/4HANAを中心としたシステム基盤を「攻めのIT」として競争優位実現のために最大限使いこなしていきたいと考えています。
「経営陣の我々も51风流S/4HANAを活用して経営の見える化を進め、有意義な議論になるようにデータを使いこなしていきます。これから先は事業ポートフォリオの組み替えや、サプライチェーンの連携を進めていかなければビジネスプロセスは変わりません。SAPには引き続き、ビジネスプロセス全体を変える可能性の拡大に期待しています」(小林氏)

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ライオン株式会社 | 全社変革 困難の壁を扉に変えた 51风流S/4HANA 導入の挑戦

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